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セルフホワイトニングの開業資金はいくら?費用の内訳と失敗しないコツ

資金・収益

「セルフホワイトニングサロンに興味はあるけれど、全部でいくら必要なのだろう」「自分の貯金で本当に始められるのか不安」。開業を考え始めたとき、まず気になるのがお金のことではないでしょうか。調べてみると金額に大きな幅があり、かえって迷ってしまう人も多いはずです。

セルフホワイトニングの開業資金は、「何に、いくらかかるか」と「何か月で取り戻せるか」の2つで考えると、判断しやすくなります。個人で開業するか、フランチャイズに加盟するかによっても、お金のかかり方は変わります。

この記事では、開業資金の内訳を項目別に整理し、個人開業とフランチャイズ開業で比べます。月額会員数から回収期間を試算する方法や、失敗しやすい3つの例も解説します。

セルフホワイトニングの開業資金はいくら?まずは全体像を知る

セルフホワイトニングの開業資金を考える前に、まずは全体像をつかんでおきましょう。いきなり細かい金額を見るより、お金の種類と、金額が変わる理由を知っておくほうが、自分に必要な額を見積もりやすくなります。

ここでは、開業資金の基本的な分け方と、セルフホワイトニングならではの費用を紹介します。あわせて、開業資金の相場に大きな幅がある理由も整理します。

開業資金は「初期費用」と「運転資金」の2つに分けて考える

開業資金は、「初期費用」と「運転資金」の2つに分けて考えるのが基本です。

種類 支払うタイミング 主な中身
初期費用 開業前に一度だけ 物件を借りる費用、内装工事費、機器の購入費、溶剤の初回仕入れ
運転資金 開業後に毎月 家賃、溶剤などの追加の仕入れ、広告費、光熱費、自分の生活費

セルフホワイトニングサロンは、月額会員の数が積み上がって、はじめて売上が安定します。開業してすぐに会員が集まるとは限らないため、初期費用だけでなく、会員が増えるまでの運転資金も欠かせません。

初期費用だけを用意して開業すると、会員が増える前にお金が尽きてしまうおそれがあります。開業資金を見積もるときは、必ず2つを合わせて考えましょう。

初期費用と運転資金の基本的な考え方は、関連記事「美容サロンの開業資金はいくら?自宅サロン・テナント別の内訳と抑え方」でも詳しく解説しています。

セルフホワイトニングならではの費用|ホワイトニング機器と溶剤

セルフホワイトニングの開業資金には、ほかの美容サロンにはない費用があります。それが、ホワイトニング機器と溶剤です。

費用 内容 かかるタイミング
ホワイトニング機器 お客様が使う、LEDなどの光を当てる機器 開業前(購入またはリース)
溶剤 お客様が歯に塗る液やジェル 開業前の仕入れと、開業後の毎月
消耗品 口を開いたままにする器具、紙コップ、ティッシュなど 開業後の毎月

ホワイトニング機器と溶剤は、サービスの中心となる欠かせない設備です。なかでも機器は、開業資金の中で大きな割合を占めます。何台置くかによって、金額が大きく変わります。

溶剤や消耗品は、お客様が来店するたびに使うため、毎月かかり続ける費用です。特に月額制で通い放題のサロンでは、来店回数が増えるほど溶剤の費用もかさみます。

価格だけでなく、品質や安全性も確かめて選ぶことが大切です。機器の初期費用と、溶剤の毎月の費用の両方を見ておきましょう。

開業資金の相場に幅がある4つの理由|機器の台数・物件・内装・フランチャイズかどうか

セルフホワイトニングの開業資金を調べると、金額に大きな幅があることに気づくでしょう。同じセルフホワイトニングでも、開業資金は次の4つの理由で大きく変わります。

理由 金額が変わるポイント
機器の台数 1台を置いて一人で運営するか、複数台で多くの会員を受け入れるか
物件 自宅やマンションの一室、今あるスペースを使うか、テナントを借りるか
内装 前のお店の内装を生かす居抜き物件か、全面的に改装するか
フランチャイズかどうか 個人で開業するか、加盟金などがかかるフランチャイズに加盟するか

たとえば、エステサロンを開業する場合、自宅なら70万〜100万円程度、テナントなら200万〜600万円程度が一般的な目安とされています。セルフホワイトニングでも、場所の選び方によって同じように金額が大きく変わります。

相場の数字だけを見て判断するのではなく、「自分はどの形で始めるのか」を先に決めることが大切です。用意できる自己資金と、目指すサロンの規模に合わせて形を決めれば、必要な金額も見えてきます。

(参考:マネーフォワードクラウド会社設立「エステサロンを開業するには?手続きや資金、成功のための準備を解説」https://biz.moneyforward.com/establish/basic/53696/)

【項目別】セルフホワイトニングの開業資金の内訳|個人開業とフランチャイズを比較

記事のイメージ画像

ここからは、セルフホワイトニングの開業資金を項目別に見ていきます。同じ項目でも、個人で開業するかフランチャイズに加盟するかによって、お金のかかり方や選べる範囲が変わります。

ここでは、まず比較表で全体を確認し、そのあと機器・溶剤・物件・内装・広告・運転資金・本部への支払いの7項目を解説します。金額は、テナントで機器2台を置いて個人開業する場合の試算例です。

【比較表】個人開業とフランチャイズ開業の費用項目

まずは、個人開業とフランチャイズ開業で、それぞれの費用項目がどう違うかを比べてみましょう。

費用項目 個人開業 フランチャイズ開業
ホワイトニング機器 自分でメーカーを選び、購入またはリースする 本部が指定する機器を使い、開業のパッケージに含まれることが多い
溶剤・消耗品 自分で仕入れ先を探す 本部から仕入れ、初回分はパッケージに含まれることが多い
物件取得費 自分で物件を探して契約する 本部のアドバイスを受けて選べる場合がある
内装費 自分でデザインを決めて依頼する 本部の基準やレイアウトに沿って整える
広告費 自分で方法を決めて集客する 本部の集客方法や共通の販促物を使える場合がある
運転資金 自分で用意する 自分で用意する
本部への支払い なし 加盟金・研修費・ロイヤリティなどがかかる

個人開業は、すべてを自分で決められる分、本部への支払いはありません。一方、フランチャイズ開業は、本部への支払いがある代わりに、機器や溶剤、集客の方法などを本部の仕組みで用意できます。

どちらが安いかは、選ぶ機器や物件、本部の条件によって変わります。次から、項目ごとに詳しく見ていきましょう。

ホワイトニング機器|台数と「購入かリースか」で金額が変わる

ホワイトニング機器の費用は、台数と、購入するかリースするかによって大きく変わります。

選び方 内容 試算例(2台)
購入 まとめて代金を支払う。毎月の支払いは発生しない 初期費用として100万円
リース 月々の料金を払って借りる 初期費用は抑えられるが、数年にわたって月々の支払いが続く

※機器の価格はメーカーや性能によって大きく異なります。

購入すれば毎月の支払いはなくなりますが、開業時に手元のお金が大きく減ります。一方、リースなら手元にお金を残しやすいものの、毎月の固定費が増えます。自分の資金の状況に合わせて選びましょう。

機器の台数は、受け入れられる会員の数に直結します。1台だと、同じ時間帯に1人しかケアできないため、予約が重なる時間帯にお客様を断ることになるかもしれません。最初は少ない台数で始め、会員が増えてから台数を増やす方法もあります。

また、機器を選ぶときは、価格だけでなく、故障したときの修理や保証の体制も必ず確認してください。

溶剤・消耗品|仕入れ先によって1回あたりの原価が変わる

溶剤や消耗品は、お客様が来店するたびに使う費用です。1回あたりの金額は小さくても、来店が増えるほど毎月の費用は大きくなります。

たとえば、1回の来店で使う溶剤と消耗品の費用が250円、会員1人が月に4回来店する場合を考えてみましょう。

項目 試算例
1回あたりの溶剤・消耗品の費用 250円
会員1人あたりの月の来店回数 4回
会員1人あたりの月の原価 1,000円
会員60人の場合の月の原価 6万円

溶剤の仕入れ先によって、1回あたりの費用は変わります。1回あたりの原価が100円違うだけでも、会員が多くなると毎月の差は大きくなります。

個人開業では、自分で仕入れ先を探し、品質と価格を比べて選ぶ必要があります。フランチャイズでは、本部が用意した溶剤を使うことが一般的です。どちらの場合も、開業前に1回あたりの原価と、会員1人あたりの月の原価を必ず計算しておきましょう。

物件取得費・内装費|個室の数と立地で金額が変わる

テナントを借りて開業する場合、物件取得費と内装費も大きな費用になります。

費用 主な中身 試算例
物件取得費 敷金・保証金、礼金、仲介手数料、前払いの家賃 60万円
内装費 個室の仕切り、照明、洗面台、看板など 80万円
家具・備品 受付カウンター、椅子、鏡など 20万円

セルフホワイトニングでは、お客様がリラックスしてケアできるよう、個室やパーテーションで仕切られたスペースを用意するのが一般的です。個室の数を増やすほど、内装費は大きくなります。また、口をすすぐための洗面台など、水回りの設備も必要です。

ただし、セルフホワイトニングは、個室と機器があれば成り立つサービスです。見た目にこだわって内装にお金をかけすぎないよう注意しましょう。

物件取得費は家賃をもとに計算されることが多く、家賃の高い立地ほど金額も大きくなります。マンションの一室や居抜き物件、今あるスペースを使えば、これらの費用を大きく抑えられるでしょう。

広告費|開業直後に会員を集めるためのお金

開業直後は、お店の存在を知ってもらうための広告費がかかります。

広告の方法 内容
予約サイトへの掲載 ホットペッパーなどに掲載し、新規のお客様を集める
SNS InstagramやTikTokで、お店の雰囲気やケアの流れを発信する
Googleマップ 地図検索でお店が表示されるよう登録する
看板・チラシ お店の場所を知らせ、近隣へ配布する

ここでは、開業前後の広告費として20万円、開業後は毎月5万円を試算例とします。

セルフホワイトニングサロンは、月額会員が積み上がることで売上が安定します。つまり、開業直後にどれだけ会員を集められるかが、その後の経営を大きく左右するのです。

SNSやGoogleマップは無料で使えますが、開業直後は、それだけではお客様が集まりにくいこともあります。お店を開いても、存在を知られなければお客様は来ません。開業直後の広告費は削りすぎず、計画的に予算に入れておきましょう。

運転資金|会員が増えるまでの数か月分を用意する

運転資金は、開業後に毎月かかるお金です。セルフホワイトニングサロンでは、会員が十分に増えるまでの期間を乗り切るために、数か月分を用意しておく必要があります。

テナントで開業した場合の、毎月の支出の試算例は次のとおりです。

費用 月額の試算例
家賃 10万円
光熱費・通信費 2万円
予約システムなどの利用料 1万円
保険料など 0.5万円
広告費 5万円
自分の生活費 15万円
合計 33.5万円

※溶剤などの原価は、会員数に応じて別にかかります。

この例では、会員がゼロの月でも33.5万円が出ていきます。仮に6か月分を用意するなら、約200万円です。

開業した月から目標の会員数に届くことは、ほとんどありません。会員が積み上がる前に手元のお金が尽きれば、お店を続けられなくなります。運転資金は、少なめに見積もらず、余裕を持って用意しておきましょう。

フランチャイズならではの費用|加盟金・研修費・ロイヤリティの一般的な仕組み

フランチャイズに加盟して開業する場合は、これまでの費用に加えて、本部に支払う費用がかかります。

一般的には、次のような費用があります。

費用 内容 支払うタイミング
加盟金 本部のブランド名や、開業のサポートを受ける権利を得るためのお金 契約時
研修費 開業前の研修を受けるためのお金 開業前
ロイヤリティ 加盟後に本部へ支払い続けるお金 開業後、毎月など
システム利用料など 本部の予約システムや管理システムを使うためのお金 本部による

ロイヤリティには、売上の一定割合を支払う方式と、金額が決まっている定額の方式があります。売上に連動する方式は、売上が伸びるほど支払いも増えます。一方、定額の方式は、売上が伸びても支払いは変わりません。

本部への支払いがある分、初期費用は高くなりやすいものの、その代わりに運営のマニュアルやブランドの知名度を使えます。金額や方式は本部によって大きく異なるため、加盟前に必ず確認しましょう。

個人開業とフランチャイズ開業の違い|費用だけで選ばないための3つの視点

ここまで、開業資金の内訳を項目別に見てきました。個人開業とフランチャイズ開業のどちらを選ぶか迷う人は多いでしょう。しかし、「初期費用が安いから」という理由だけで決めると、開業後の集客や運営で行き詰まることがあります。

ここでは、個人開業とフランチャイズ開業、それぞれの特徴を整理します。そのうえで、2つを比べるときに押さえておきたい3つの視点を紹介します。

個人開業|自由度は高いが、機器・溶剤・集客の方法を自分で用意する

個人開業の最大の魅力は、自由度の高さです。お店のコンセプトや料金、機器の種類、内装まで、すべて自分で決められます。本部への支払いがないため、初期費用を抑えやすく、売上がそのまま自分の手元に残りやすいのもメリットです。

一方で、次のようなことをすべて自分で用意しなければなりません。

自分で用意すること 内容
機器 メーカーを比べて選び、購入またはリースする
溶剤 仕入れ先を探し、品質や安全性、原価を確認する
会員の契約 利用規約や会員契約の内容を決め、書類を作る
集客の方法 予約サイトやSNSの運用方法を考える
運営の仕組み 接客の流れや、料金の説明方法を決める

セルフホワイトニングの経験がない人にとっては、機器や溶剤を選ぶだけでも大きな負担です。選び方を間違えると、故障が多い、原価が高いといった問題が、開業後に表れることもあります。

自分で調べて決めることが得意な人や、すでに美容サロンを経営した経験がある人に向いている形といえるでしょう。

フランチャイズ開業|本部への支払いがある代わりに、仕組みとサポートを使える

フランチャイズ開業は、本部に加盟金やロイヤリティなどを支払う代わりに、本部の仕組みとサポートを使える形です。

主に、次のようなものを本部から受けられる場合があります。

本部から受けられるもの 内容
機器・溶剤 本部が指定・開発した機器や溶剤を使える
運営のノウハウ 接客の流れや料金の説明方法などのマニュアル
集客の支援 予約サイトやSNSの運用方法、ブランドの知名度
開業前後のサポート 物件選び、研修、開業後の相談

機器や溶剤を一から探す必要がなく、実績のある運営の方法を使えるため、経験がない人でも始めやすいのが特徴です。開業後も本部に相談できるため、一人で悩みを抱え込まずに済むでしょう。

ただし、本部への支払いがあるため、個人開業と比べて費用が増える場合もあります。また、本部のルールに従って運営するため、自分で決められる範囲は狭くなります。仕組みを使って、効率よく開業したい人に向いている形です。

比べるときの3つの視点|初期費用・毎月の支払い・受けられる支援

個人開業とフランチャイズ開業を比べるときは、次の3つの視点で考えましょう。

視点 確認すること
初期費用 開業までに必要な金額の合計が、自己資金の範囲に収まるか
毎月の支払い ロイヤリティや溶剤の仕入れを含めても、利益が十分に残るか
受けられる支援 経験がない自分でも、集客や運営ができる体制がそろっているか

初期費用だけを比べると、フランチャイズのほうが高く見えることがあります。しかし、機器や溶剤の原価が抑えられたり、集客の支援で会員が早く集まったりすれば、回収期間が短くなる可能性もあります。

大切なのは、「開業してから、利益を出し続けられるか」まで含めて比べることです。次の章で紹介する回収期間の試算を使って、両方を比べてみてください。

手元の資金だけでは足りない場合は、融資を利用するという選択肢もあります。融資の種類や申し込みの注意点は、関連記事「美容サロンの開業資金はいくら?自宅サロン・テナント別の内訳と抑え方」で解説しています。

月額会員数から回収期間を試算する3ステップ

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セルフホワイトニングサロンの多くは、月額制で会員から料金をいただく仕組みです。そのため、開業資金を何か月で取り戻せるかは、月額会員の数から計算できます。

ここでは、月額会員数から回収期間を試算する方法を、3つのステップで解説します。最後に、会員数ごとの利益と回収期間を試算表にまとめ、会員が積み上がっていく様子も紹介します。自分の場合に当てはめて考えてみてください。

STEP1:毎月の固定費と、会員1人あたりの利益を出す

最初のステップは、毎月の固定費と、会員1人あたりの利益を計算することです。

毎月の固定費は、前の章で試算した33.5万円(家賃・光熱費・広告費・生活費など)とします。個人でお店を開く場合、お店の利益がそのまま自分の収入になるため、生活費も固定費に含めて考えておくと安全です。

次に、会員1人あたりの利益を計算します。月額料金から、会員1人あたりの月の原価を引いたものが、会員1人から残るお金です。

会員1人あたりの利益=月額料金−会員1人あたりの月の原価

項目 試算例
月額料金 8,000円
会員1人あたりの月の原価(250円×月4回) 1,000円
会員1人あたりの利益 7,000円

月額料金や原価は、お店によって異なります。ここでは試算用に、月額料金を8,000円としています。実際の料金は店舗や本部によって異なるため、自分が設定したい月額料金と、仕入れる溶剤の原価を当てはめて計算してみましょう。ここで出した2つの数字が、次のステップの計算のもとになります。

STEP2:赤字にならない会員数を計算する

次のステップは、赤字にならない会員数を計算することです。赤字と黒字の境目になる点を「損益分岐点」と呼び、毎月の固定費を、会員1人あたりの利益で割ると求められます。

赤字にならない会員数=毎月の固定費÷会員1人あたりの利益

項目 試算例
毎月の固定費(生活費を含む) 33.5万円
会員1人あたりの利益 7,000円
赤字にならない会員数 約48人

この例では、会員が48人を超えると、生活費を払ったうえで黒字になります。反対に、会員が48人に届かないうちは、毎月赤字が出ることになります。

なお、生活費を除いたお店の固定費(18.5万円)だけで計算すると、約27人です。まずは27人を超えてお店の赤字をなくし、48人を超えて生活費もまかなえる状態を目指す、という2段階の目標を立てるのもよいでしょう。

STEP3:初期費用を何か月で取り戻せるかを計算する

最後のステップは、初期費用を何か月で取り戻せるかを計算することです。

前の章の試算例では、初期費用は次のとおりでした。

項目 試算例
物件取得費 60万円
内装費 80万円
ホワイトニング機器(2台) 100万円
家具・備品 20万円
溶剤・消耗品の初回仕入れ 10万円
開業前後の広告費 20万円
初期費用の合計 290万円

回収期間は、初期費用を毎月の利益で割ると計算できます。

回収期間=初期費用÷毎月の利益

毎月の利益は、「会員数×会員1人あたりの利益−毎月の固定費」で計算します。たとえば会員が80人の場合、毎月の利益は「80人×7,000円−33.5万円=22.5万円」です。初期費用290万円を22.5万円で割ると、回収期間は約13か月になります。

【試算表】会員数ごとの毎月の利益と回収期間

会員数ごとの、毎月の利益と回収期間を試算表にまとめました。

会員数 毎月の利益(生活費を払った後) 回収期間(初期費用290万円)
40人 −5.5万円(赤字) 回収できない
60人 8.5万円 約34か月
80人 22.5万円 約13か月
100人 36.5万円 約8か月

ただし、会員は開業してすぐに集まるわけではありません。毎月15人が新しく入会し、3人が退会する場合、会員数は次のように積み上がっていきます。

月 会員数(試算例) 毎月の利益
1か月目 15人 −23万円
2か月目 27人 −約14.6万円
3か月目 39人 −約6.2万円
4か月目 51人 約2.2万円

この例では、黒字になるまでに約3か月かかり、その間に合計で約44万円の赤字が出ます。この赤字分を、運転資金として用意しておく必要があるのです。

会員が積み上がる月額制は、一度入会した会員が続けて通ってくれるほど、売上が安定していく仕組みです。退会を減らす工夫も、回収期間を短くする大切なポイントになります。

セルフホワイトニング開業で失敗しやすい3つの例と対策

セルフホワイトニングサロンは、比較的始めやすい業態といわれる一方で、準備や知識が足りないまま始めると、開業後に経営が苦しくなるケースもあります。失敗の多くは、事前に知っていれば防げるものです。

ここでは、セルフホワイトニング開業で失敗しやすい3つの例として、集客・立地・原価の問題を紹介します。それぞれの原因と対策を解説したうえで、開業前に確認したいチェックリストもまとめました。

失敗例1:集客|会員が増える前に運転資金が尽きてしまう

1つ目の失敗例は、集客がうまくいかず、会員が増える前に運転資金が尽きてしまうことです。

前の章の試算で見たように、月額会員制のサロンは、黒字になるまでに数か月かかることがあります。その間に会員が思うように増えなければ、赤字の期間が長引き、運転資金がどんどん減っていきます。

失敗しやすいのは、次のようなケースです。

  • 「お店を開けば、お客様は自然と来てくれる」と考え、開業してから集客を始める
  • 運転資金を少なく見積もり、赤字の期間を乗り切れない
  • 広告費を削りすぎて、新しいお客様が来ない

対策としては、開業前からSNSで発信を始めたり、予約サイトに早めに掲載したりして、開業日から会員を集められる状態をつくることが大切です。また、赤字の期間を乗り切れるよう、運転資金には余裕を持たせておきましょう。

失敗例2:立地|お客様が通い続けにくい場所を選んでしまう

2つ目の失敗例は、お客様が通い続けにくい場所にお店を開いてしまうことです。

月額制のセルフホワイトニングサロンは、会員に何度も通ってもらうことで価値が生まれるサービスです。一度来てもらうだけでは不十分で、「通い続けやすいかどうか」が会員の継続に大きく影響します。駅から遠すぎる場所や、わかりにくい路地裏の物件を選ぶと、退会する人が増える原因になります。

通い続けやすい立地のポイントは、次のとおりです。

ポイント 理由
駅から近い 仕事帰りや買い物のついでに立ち寄りやすい
お客様の生活の動線上にある 職場や自宅、よく行く場所の近くだと通いやすい
わかりやすく、安心して入れる 初めてのお客様も迷わず、ためらわずに来店できる
営業時間が合っている ターゲットのお客様が来られる時間に開いている

家賃の安さだけで物件を選ぶと、お客様が通いにくい場所になってしまうことがあります。家賃と通いやすさのバランスを考えて、ターゲットとなるお客様が無理なく通える場所を選びましょう。

失敗例3:原価|溶剤や機器の費用が高く、会員が増えても利益が残らない

3つ目の失敗例は、溶剤や機器、本部への支払いなどの費用が高く、会員が増えても利益が残らないことです。売上は上がっているのに、手元にお金が残らない状態に陥ってしまいます。

月額制で通い放題のサロンでは、会員の来店回数が増えるほど、溶剤などの原価がかさみます。1回あたりの原価が高いと、会員が熱心に通ってくれるほど利益が減ってしまうのです。

たとえば、月額8,000円の会員が月に8回来店した場合を考えてみましょう。

1回あたりの原価 会員1人あたりの月の原価 会員1人から残るお金
250円 2,000円 6,000円
500円 4,000円 4,000円

1回あたりの原価が250円違うだけで、会員1人から残るお金は2,000円変わります。会員が100人いれば、毎月20万円の差です。

また、機器のリース料や修理費、フランチャイズの場合はロイヤリティも、毎月の支出になります。開業前に、1回あたりの原価と、毎月かかる費用をすべて確認しておきましょう。

失敗しないために開業前に確認したいチェックリスト

ここまで紹介した失敗例をもとに、開業前に確認したいポイントをチェックリストにまとめました。

  • 開業資金
    • 初期費用と運転資金を分けて計算した
    • 会員が増えるまでの赤字の期間を乗り切れる運転資金を用意した
  • 集客
    • 開業前からSNSでの発信や、予約サイトへの掲載を始めた
    • 開業直後の広告費を予算に入れた
  • 立地
    • ターゲットのお客様が通い続けやすい場所を選んだ
    • お客様が来られる時間に営業できる
  • 原価
    • 1回あたりの溶剤・消耗品の原価を計算した
    • 会員の来店回数が多い場合の原価も試算した
    • ロイヤリティや機器のリース料など、毎月の支払いをすべて確認した
  • 回収期間
    • 赤字にならない会員数(損益分岐点)を計算した
    • 初期費用を何か月で取り戻せるかを試算した

チェックがつかない項目があれば、開業前に見直しておきましょう。

詳しい費用と独立支援は、エクシアの資料請求で確認できる

ここまで、セルフホワイトニングの開業資金の内訳や、回収期間の試算方法、失敗しやすい例を見てきました。機器や溶剤、集客の方法を一人で用意するのは大変だと感じた人もいるでしょう。

そんなときに選択肢の一つになるのが、仕組みが整った本部の支援を受けて開業する方法です。ここでは、セルフホワイトニングサロン「エクシア」が、開業資金や原価、集客の面でどのように支えてくれるのかを紹介します。

自社開発の機材・溶剤で、機材費と原価を抑えやすい

エクシアでは、ホワイトニングに使う機材と溶剤を自社で開発しています。外部から仕入れる必要がないため、機材の初期費用と、開業後の溶剤の費用を抑えやすい仕組みです。

この記事で見てきたように、セルフホワイトニングでは、機器の費用と溶剤の原価が経営を大きく左右します。

この記事で紹介した課題 エクシアの仕組み
機器の費用が開業資金の大きな割合を占める 自社開発の機材を使える
溶剤の原価が高いと、会員が増えても利益が残らない 自社開発の溶剤で、原価を抑えやすい
機器や溶剤を一から選ぶのが大変 本部が用意したものを使える

機器や溶剤を一から比べて選ぶ手間がなく、原価を抑えやすいのは、開業を考える人にとって心強い点です。さらにエクシアでは、すでに持っているスペースを使って開業することも可能です。物件取得費を抑えたい人にとっても、検討しやすい選択肢といえるでしょう。

月額制で会員が積み上がり、回収の見通しを立てやすい

エクシアのサロンは、お客様が定額で通い放題になる月額制を採用しています。会員が増えるほど毎月の売上が積み上がっていく仕組みです。

来店のたびに料金をいただくお店では、毎月ほぼゼロから集客し直すことになりがちです。一方、月額制なら、会員数がわかれば毎月の売上をある程度予想できるため、この記事で紹介した回収期間の試算も立てやすくなります。

なお、エクシアの月額料金は11,000円(税込)です。この記事の試算(月額8,000円)は例のため、エクシアの条件で考える場合は、料金や台数の数字を置き換えて計算してください。

項目 月額制のメリット
毎月の売上 会員の数から予想しやすい
赤字にならない会員数 目標として具体的に設定できる
回収期間 会員数の見込みから計算しやすい

また、本部に支払うロイヤリティは、売上に連動しない定額制です。売上が伸びても支払いは変わらないため、毎月の支出を計算しやすくなります。

売上と支出の見通しが立てば、開業資金をどのくらいで取り戻せるかも判断しやすくなるでしょう。

集客マニュアルと本部のサポートで、失敗しやすい部分を支える

エクシアでは、この記事で紹介した失敗しやすい部分を、マニュアルと本部のサポートで支えています。

失敗しやすい部分 エクシアのサポート
集客 ホットペッパー、ミニモ、Instagram、Googleマップのページ作成と運用のマニュアル
立地 開業するエリアや物件の選定についてのアドバイス
運営 集客から接客、料金説明までをまとめた業務マニュアル
開業後の経営 週1回の勉強会、月1回の数字の面談

特に、開業直後の集客は、会員が積み上がるまでの期間を左右する大切なポイントです。マニュアルに沿って開業前から準備を進めれば、一から集客の方法を考える手間を省けます。

開業後も、本部と一緒に数字を確認しながら運営を続けられます。一人で悩みを抱え込まずに済む環境は、初めて独立する人にとって心強い支えになるでしょう。

具体的な費用や独立支援の内容は、資料請求・説明会で確認できる

エクシアで開業する場合の具体的な費用や、資金負担を抑えた独立の形については、資料請求や説明会で確認できます。

この記事で紹介したように、セルフホワイトニングの開業資金は、開業の形によって大きく変わります。自分の資金で始められるかどうかを判断するには、実際の費用を確認することが欠かせません。

資料請求や説明会では、次のようなことを確認しておくとよいでしょう。

  • 開業までに必要な費用の合計と、その内訳
  • 毎月の支払い(ロイヤリティなど)の金額
  • 受けられる支援の内容
  • 資金負担を抑えた独立の形の条件

この記事で紹介した回収期間の試算に、実際の金額を当てはめてみると、より具体的に判断できます。まずは気軽に問い合わせてみてください。

まとめ:セルフホワイトニングの開業資金は、内訳と回収期間で判断しよう

セルフホワイトニングの開業資金は、機器の台数や物件、内装、フランチャイズかどうかによって大きく変わります。初期費用だけでなく、会員が増えるまでの運転資金も用意しておくことが大切です。

個人開業とフランチャイズ開業は、費用だけでなく、毎月の支払いや受けられる支援も含めて比べましょう。月額会員数から回収期間を試算すれば、自分の資金で始められるかを具体的に判断できます。集客・立地・原価の3つの失敗例も、開業前に確認しておきたいポイントです。

具体的な費用や独立支援を知りたい人は、エクシアの資料請求や説明会でぜひ確認してみてください。