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ホワイトニングサロンに資格はいる?資格なしで開業・勤務するときの注意点

起業・独立

「ホワイトニングサロンで働いてみたいけれど、歯科医師や歯科衛生士の資格がないと違法になるのでは」と不安を感じていませんか。口の中に関わる仕事なので、「資格なしで始めて、あとから違法と言われたらどうしよう」と心配になるのも無理はありません。

結論からお伝えすると、お客様自身がケアを行うセルフ型のホワイトニングサロンは、歯科医師や歯科衛生士の資格がなくても開業・勤務できるとされています。ただし、「お客様の口の中に触れない」など、守らなければならない3つの条件があります。

この記事では、資格なしでサロンを運営するときに守りたい3つの線引きを、具体例を交えて解説します。医療ホワイトニングとの違いや「白くなる」などの広告表現の注意点、取得できる民間資格についても紹介します。

ホワイトニングサロンに資格はいる?セルフ型は国家資格なしでも開業・勤務できるとされている

ホワイトニングと聞くと、「歯科医院で行う医療」というイメージから、資格が必要だと思う人も多いでしょう。しかし、セルフ型のホワイトニングサロンであれば、開業にも勤務にも資格は必要ありません。

ただし、「資格がいらない」のは、決められた範囲のなかで運営する場合に限られます。ここでは、資格なしで開業・勤務できる理由と、資格が必要になるケースを解説します。あわせて、ホワイトニングサロンで大切にされる力も紹介します。

セルフ型のホワイトニングサロンは、資格なしでも開業・勤務できるとされている

セルフ型のホワイトニングサロンは、歯科医師や歯科衛生士の免許がなくても、開業したり、スタッフとして働いたりできます。

セルフ型とは、お客様自身が溶剤を塗り、機器を使ってケアを行う形のサロンです。スタッフは施術を行わず、機器の使い方の説明や接客を担当します。

関わり方 資格の要否
オーナーとして開業する 資格なしでできる
スタッフとして勤務する 資格なしでできる
お客様の口の中に触れる施術を行う 資格の有無にかかわらず、サロンでは行えない(歯科衛生士であっても同様)

このように、セルフ型のサロンでは、スタッフが歯科医療にあたることを行わない仕組みになっています。この前提を守ることで、資格がなくても関わりやすい業態になっています。なお、歯科医業にあたるかどうかは、行為の内容によって個別に判断されます。

ただし、これは決められた条件を守ることが前提です。条件を守らなければ、法律に触れるおそれがあります。具体的な条件は、次の章で詳しく解説します。

なお、資格は不要でも、税務署への開業届など、お店を開くための一般的な手続きは必要です。手続きの流れは、関連記事「サロン開業するには何から始める?開業の手順を準備期間とともに解説」で紹介しています。

資格が必要になるのは「歯科医療」にあたることをする場合

ホワイトニングサロンで資格が問題になるのは、歯科医療にあたる行為をする場合です。

歯科医師法第17条では、「歯科医師でなければ、歯科医業をなしてはならない」と定めています。歯科医業とは、歯や口の中の病気の診断や治療など、歯科医師が行う医療のことです。

ホワイトニングに関わるものでは、次のような行為が歯科医療にあたるおそれがあります。

行為 理由
お客様の口の中に触れて処置をする 歯科医師が行う医療にあたるおそれがある
医療用の薬剤で歯を漂白する 歯を漂白するホワイトニングは、歯科医院で行う歯科医療
虫歯や歯周病を診断する 診断は歯科医師にしかできない

つまり、資格が必要かどうかは、「何をするか」で決まります。セルフ型のサロンは、こうした行為をスタッフが行わないことを前提に運営されています。

施術の技術より、接客とカウンセリングの力が求められる仕事

セルフ型のホワイトニングサロンでは、施術の技術よりも、接客やカウンセリングの力が大切にされます。ケアはお客様自身が行うため、スタッフが手技を身につける必要がないからです。

スタッフの主な仕事は、次のとおりです。

  • お客様の悩みを聞くカウンセリング
  • 機器の使い方や、ケアの手順の説明
  • 予約の受付や会計などの接客
  • お客様が気持ちよく過ごせる空間づくり

特に大切なのが、ケアの流れをわかりやすく伝える説明の力です。お客様が一人でも迷わずケアできるよう、丁寧に案内することが求められます。

美容の仕事に就いた経験がない人でも、接客や人と話すことが好きなら、生かせる場面は多いでしょう。これまでの接客経験や人柄を、そのまま強みにできる仕事です。

(参考:厚生労働省「歯科医師法」https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=80064000&dataType=0&pageNo=1)

資格なしのホワイトニングサロンで守りたい3つの条件|歯科医師法に触れないために

記事のイメージ画像

資格なしでホワイトニングサロンを運営したり、そこで働いたりするには、守るべき3つの条件があります。この線引きは、歯科医療にあたる行為を避けるための考え方です。

ここでは、3つの条件を1つずつ、現場で起こりがちな具体例とあわせて解説します。最後に、受付からケアの終了までの場面ごとに、OKなこととNGなことを表にまとめました。開業する人も勤務する人も、そのまま使える内容です。

条件1:お客様の口の中に触れない

1つ目の条件は、スタッフがお客様の口の中に、手や器具で触れないことです。口の中に触れて何かをする行為は、歯科医療にあたるおそれがあります。

特に注意したいのが、親切心から、つい手を出してしまう場面です。

ついやってしまいがちな例 理由
開口器(口を開いたままにする器具)をつけるのを手伝う お客様の口の中に触れることになる
歯についた溶剤を綿棒で拭き取る お客様の口の中に触れることになる
機器の位置を直すため、歯や口元に手を添える お客様の口の中や口元に触れることになる
口を開けてもらい、中をのぞき込んで状態を確認する 診断のような行為と受け取られるおそれがある

「うまくできていないから手伝ってあげよう」という気持ちは自然なものです。しかし、その親切が法律に触れるおそれがあります。

口の中に関わることは、すべてお客様自身に行ってもらいましょう。スタッフは、言葉や見本で伝えることに徹することが大切です。

条件2:医療用の薬剤(過酸化水素など)を使わない

2つ目の条件は、過酸化水素などの医療用の薬剤を使わないことです。

歯科医院で行う医療ホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素などの薬剤を使って、歯の色そのものを漂白します。こうした薬剤で歯を漂白することは歯科医療にあたるため、サロンでは行えません。また、過過酸化水素は、6%を超えて含む製剤が毒物及び劇物取締法の「劇物」に指定されています。

使うもの サロンで使えるか
過酸化水素・過酸化尿素などで歯を漂白する薬剤 使えない
一般的に使われている(成分と分類は仕入れ先に確認) 使える

セルフホワイトニングで使われるのは、化粧品の範囲の成分でつくられた溶剤です。たとえば、ポリリン酸は、歯の表面の着色汚れを落としやすくするとされる成分として使われています。

開業する人は、仕入れる溶剤にどんな成分が含まれているかを必ず確認しましょう。勤務する人も、お店で使っている溶剤について知っておくと、お客様に聞かれたときに安心して答えられます。

条件3:溶剤を塗る・機器を使うなどのケアは、お客様自身が行う

3つ目の条件は、溶剤を塗る、機器を使うといったケアを、お客様自身が行うことです。スタッフがお客様の代わりにケアを行うと、施術と受け取られるおそれがあります。

スタッフの役割と、お客様自身が行うことを整理すると、次のようになります。

スタッフの役割 お客様自身が行うこと
ケアの手順を口頭で説明する 溶剤を歯に塗る
機器の電源を入れ、準備をする 機器の位置を合わせる
使う時間や注意点を伝える 光を当てる、口をすすぐ
鏡や見本を使ってやり方を示す 開口器をつける・外す

スタッフができるのは、口頭での説明と、機器の準備までです。お客様がうまくできずに困っているときも、手を出さずに言葉で伝えましょう。

「もう少し右に機器を寄せてください」「鏡を見ながら、奥歯まで塗ってみてください」など、具体的な声かけを工夫すると、触れなくても伝わりやすくなります。大きな鏡や、イラスト入りの手順表を用意しておくのも効果的です。

【場面別】受付・説明・ケア中・終了後にOKなこと・NGなこと

ここまでの3つの条件を、接客の流れに沿って、場面ごとに整理しました。

場面 OKなこと NGなこと
受付 予約の確認、料金の説明、悩みを聞く、注意事項を説明して同意書に記入してもらう 口の中を見て状態を判断する
説明・準備 ケアの流れや機器の使い方を口頭で説明する、見本を見せる、開口器を手渡す 「虫歯がありますね」など診断のようなことを言う、開口器をつけてあげる
ケア中 声かけで手順を伝える、時間を知らせる、鏡を渡す 溶剤を塗る、機器を当てる、口元に手を添える
終了後 拭き取り用のペーパーを渡す、次回の予約を案内する、日常のケアについて一般的なアドバイスをする 綿棒で歯を拭き取る、口の中を確認して「まだ汚れが残っています」と伝える

お客様から気になる症状(歯がしみる、歯ぐきから血が出るなど)を聞いた場合は、診断はせず、「一度、歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか」と受診をすすめましょう。

この表をお店のルールとして共有しておけば、スタッフ全員が同じ基準で接客できます。

資格なしでホワイトニングサロンを開業・勤務するときの注意点

3つの条件を理解したら、次はそれを実際の運営や働き方にどう生かすかが大切です。ルールがあいまいなままだと、スタッフの判断がばらつき、思わぬトラブルにつながるおそれがあります。

ここでは、開業する人がお店のルールを整える方法と、勤務する人がお店を選ぶときのポイントを紹介します。あわせて、どちらの立場でも使える、迷ったときの対応の考え方も解説します。

開業する人は、3つの条件を店のルールとマニュアルにする

開業する人は、3つの条件を「お店のルール」として決め、マニュアルにまとめておくことが大切です。オーナーが理解しているだけでは、スタッフが迷ったときに、つい手を出してしまうおそれがあるためです。

ルールの例は、次のとおりです。

ルールの例 内容
触れない範囲を決める お客様の口元や顔には触れないことを、スタッフ全員で共有する
鏡を見せながら口頭で説明する お客様自身に鏡で確認してもらいながら、言葉で手順を伝える
お客様と一定の距離を保つ ケア中は、つい手が出ない距離で見守る
声かけの言葉を決める 「もう少し奥まで塗ってください」など、よく使う声かけをマニュアルにする
困ったときの対応を決める お客様がうまくできないときの説明方法や、受診をすすめる言い方を決めておく

ルールとマニュアルがあれば、新しいスタッフが入ったときにも教えやすくなります。スタッフ一人ひとりの判断に任せず、お店全体で線引きを守れる仕組みをつくりましょう。

勤務する人は、研修と店のルールが整ったお店を選ぶ

資格なしでホワイトニングサロンに勤務する場合は、研修とお店のルールが整ったお店を選ぶことが大切です。ルールが決まっていないお店では、何をしてよいのかがわからず、知らないうちに線引きを超えてしまうおそれがあります。

求人を見るときや面接のときには、次のような点を確認してみましょう。

  • 入社後の研修があるか、どんな内容を学べるか
  • 接客や説明の流れがまとめられたマニュアルがあるか
  • 「お客様の口の中に触れない」などのルールが決まっているか
  • わからないことを相談できる先輩や責任者がいるか

面接で「スタッフはどこまで対応するのですか」と質問してみるのも一つの方法です。はっきりと答えてくれるお店なら、ルールがきちんと整っていると考えられます。

安心して働くためにも、お店の仕組みをしっかり確認してから選びましょう。

迷ったら「触らない・塗らない・判断しない」|困ったときの対応

実際にお客様の前に立つと、「代わりに塗ってほしい」「これって虫歯かな?」と頼まれたり聞かれたりする場面もあるでしょう。迷ったときは、「触らない・塗らない・判断しない」の3つを思い出してください。

合言葉 内容 伝え方の例
触らない お客様の口の中や口元には触れない 「鏡を見ながら、ご自身で位置を合わせてみてください」
塗らない 溶剤を塗るのは、お客様自身に任せる 「セルフ専門のサロンのため、ケアはお客様ご自身でお願いしています。やり方は私がご説明しますね」
判断しない 虫歯や歯周病など、口の中の状態を判断しない 「私たちは判断できないため、一度歯科医院で相談してみてください」

断るときは、理由を添えて丁寧に伝えると、お客様にも納得してもらいやすくなります。

迷ったときは、無理に対応しようとせず、オーナーや責任者に相談することも大切です。わからないまま進めるより、一度立ち止まるほうが、お客様にとってもお店にとっても安全です。

お客様に「歯医者さんのホワイトニングと何が違うの?」と聞かれたときの説明

ホワイトニングサロンで働くと、お客様から「歯医者さんのホワイトニングと何が違うの?」と聞かれることがあります。正しく説明できないと、お客様の期待とのずれが生まれ、クレームの原因になりかねません。

ここでは、医療ホワイトニングとセルフホワイトニングの違いを、要点にしぼって解説します。あわせて、お客様に聞かれたときの説明例も紹介します。

医療ホワイトニング|歯科医院で行う、歯の色そのものを漂白する歯科医療

医療ホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。過酸化水素や過酸化尿素などの薬剤を使って、歯の色そのものを漂白します。

項目 内容
行う場所 歯科医院(自宅で行うホームホワイトニングも、歯科医院で診察を受けてから行う)
行う人 歯科医師、または歯科医師の指示を受けた歯科衛生士
使うもの 過酸化水素・過酸化尿素などの薬剤
目的 歯の色そのものを白くする

医療ホワイトニングは、歯科医師の診断や管理のもとで行われます。薬剤の影響で、歯がしみる知覚過敏が起こることもあるため、事前に口の中の状態を確認したうえで行う必要があります。

歯科医院で行う医療であるため、資格を持たない人がサロンで行うことはできません。医療ホワイトニングの仕組みや、歯科衛生士ができることの範囲は、関連記事「歯科衛生士はホワイトニングサロンを開業できる?できること・できないこと」で詳しく解説しています。

セルフホワイトニング|お客様自身が行う、歯の表面の着色汚れを落とすケア

セルフホワイトニングとは、サロンでお客様自身が溶剤と機器を使って行うケアのことです。医療ホワイトニングのように歯の色そのものを漂白するのではなく、歯の表面についた着色汚れを落とすことを目的としています。

歯の色がくすんで見える原因には、次の2つがあります。

原因 内容 対応するホワイトニング
歯の表面の着色 コーヒーや紅茶、ワイン、たばこなどの色素が歯の表面につく セルフホワイトニングで落とせる場合がある
歯の内側の色 歯の内部の色や、年齢とともに歯の内側の色が透けて見える 医療ホワイトニングが必要

つまり、セルフホワイトニングで目指せるのは、歯が本来持っている白さに近づけることです。歯の内側の色まで変えることはできません。

この違いを理解しておくことが、お客様に正しく説明するための第一歩になります。

お客様に「歯医者さんのホワイトニングと何が違うの?」と聞かれたときの説明例

お客様から医療ホワイトニングとの違いを聞かれたときは、次のように説明するとよいでしょう。

説明例
「歯医者さんのホワイトニングは、薬剤を使って歯の色そのものを白くする治療です。こちらのセルフホワイトニングは、ふだんの歯みがきでは落としきれない、歯の表面の着色汚れをお客様ご自身で落とすケアになります。歯が本来持っている白さに近づけることを目指すものです」

説明するときのポイントは、次のとおりです。

  • 医療ホワイトニングとの違いを、正直に伝える
  • セルフホワイトニングでできることと、できないことを分けて伝える
  • 「歯の色そのものを白くしたい」という希望には、歯科医院を案内する

お客様の希望がセルフホワイトニングでかなえられない場合は、無理に入会をすすめず、歯科医院を案内しましょう。正直な説明は、長い目で見てお客様からの信頼につながります。

ホワイトニングサロンの広告表現の注意点|「白くなる」はどこまで言える?

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ホワイトニングサロンのチラシやホームページ、SNSでは、つい「真っ白になる」「すぐ白くなる」などの表現を使いたくなるかもしれません。しかし、資格なしで運営できるセルフ型のサロンでも、表現によっては法律に触れるおそれがあります。

ここでは、化粧品で表現できる効果の範囲と、注意したい表現を解説します。あわせて、景品表示法で気をつけたい表現も紹介し、最後に言い換え表にまとめます。

化粧品で表現できる効果の範囲|「歯を白くする」「歯のやにを取る」など

化粧品で表現できる効果の範囲は、厚生労働省の通知で決められています。歯に関わるものとしては、主に歯みがき類について、次のような表現が認められています。

認められている表現 対象
ムシ歯を防ぐ 使用時にブラッシングを行う歯みがき類
歯を白くする 使用時にブラッシングを行う歯みがき類
歯垢を除去する 使用時にブラッシングを行う歯みがき類
口中を浄化する 歯みがき類
口臭を防ぐ 歯みがき類
歯のやにを取る 使用時にブラッシングを行う歯みがき類
歯石の沈着を防ぐ 使用時にブラッシングを行う歯みがき類

ここで注意したいのは、「歯を白くする」などの表現が、「使用時にブラッシングを行う歯みがき類」に限って認められている点です。サロンで使う溶剤が、この表現を使える商品にあたるとは限りません。

広告で効果を表現するときは、使っている溶剤がどの分類の商品なのかを、メーカーや本部に必ず確認しましょう。

注意したい表現|「漂白」「歯の色そのものが白くなる」「1回で永久に真っ白」「必ず」

セルフホワイトニングサロンの広告では、医療ホワイトニングと誤解される表現や、効果を大げさに伝える表現に注意が必要です。

特に、次のような表現は避けましょう。

注意したい表現 問題になる理由
歯を漂白する、歯の内側から白くする 医療ホワイトニングと誤解される
歯の色そのものが白くなる、生まれ持った歯より白くなる セルフホワイトニングで目指せる範囲を超えている
1回で永久に真っ白 根拠がなく、効果を大げさに伝えている
必ず白くなる 効果には個人差があり、必ずとは言えない
歯医者さんと同じ効果 医療と同じ効果があると誤解させる

セルフホワイトニングでできるのは、歯の表面の着色汚れを落とし、本来の白さに近づけることです。広告でも、この範囲を超えない表現を選ぶことが大切です。

SNSでの発信も広告と同じように見られるため、ふだんの投稿でも表現には気をつけましょう。

景品表示法:「地域No.1」「たった1回で」など、根拠のない表現は使わない

景品表示法では、実際よりも良く見せる広告や、根拠のない広告を禁じています。ホワイトニングサロンの広告でも、次のような表現には注意が必要です。

注意したい表現 問題になる理由
地域No.1、口コミ評価第1位 客観的な調査などの根拠がなければ、事実と違う表示になる
たった1回で劇的に白くなる 効果には個人差があり、根拠のない表現になる
通常価格○円のところ、今だけ半額 その通常価格で実際に販売した実績がなければ、お得に見せる表示になる
満足度100% 調査の方法や対象が示されていなければ、誤解を招く

ビフォーアフター写真を載せる場合も、撮影の条件をそろえる、画像を加工しない、効果には個人差があると明記するなどの配慮が必要です。

根拠のない広告は、お客様の信頼を失うだけでなく、行政から指導を受けるおそれもあります。広告を作るときは、「この表現には根拠があるか」を必ず確認してください。

【言い換え表】広告・SNSで使いたい表現と避けたい表現

ここまでの内容をもとに、広告やSNSで避けたい表現と、言い換えの例をまとめました。

避けたい表現 言い換えの例
歯を漂白する 歯の表面の着色汚れを落とすケア
歯の色そのものが白くなる 歯が本来持っている白さを目指す
1回で永久に真っ白 続けて通うことで、着色汚れのケアを続けられる
必ず白くなる (効果には個人差があることを明記する)
歯医者さんと同じ効果 お客様ご自身で行うセルフホワイトニング
業界で一番効果が高い、地域No.1 (根拠がなければ使わない)

言い換えの例は、あくまで一例です。広告全体の内容によっては、言い換えても問題になる場合があります。

表現に迷ったときは、使っている溶剤のメーカーや本部に確認するほか、地域の保健所など公的な窓口に相談すると安心です。広告の表現についての詳しい注意点は、関連記事「エステサロン開業に資格は必要?資格なしで開業する際の届出と注意点」でも解説しています。

(参考:厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb7518&dataType=1)

ホワイトニングサロンで取得できる民間資格と、歯科衛生士がいる場合の強み

セルフ型のホワイトニングサロンは資格なしでも始められますが、知識を身につけるために民間資格を取る人もいます。また、歯科衛生士がいるサロンには、ほかのサロンとは違う強みがあります。

ここでは、民間資格を取るメリットと選び方、歯科衛生士がいる場合の強みを紹介します。あわせて、資格の有無よりも大切なことについてもお伝えします。

民間資格は必須ではないが、知識の証明とお客様の安心につながる

ホワイトニングに関する民間資格は、取らなくてもサロンで働いたり開業したりできます。ただし、取得すると次のようなメリットがあります。

メリット 内容
知識の証明 ホワイトニングや歯の着色について学んだことを示せる
お客様の安心 名刺やホームページに資格を載せることで、初めてのお客様も相談しやすくなる
説明の自信 正しい知識があることで、お客様の質問に自信を持って答えられる

ホワイトニングは口の中に関わるケアのため、初めてのお客様は不安を感じやすいものです。資格を通して学んだ知識は、お客様の不安をやわらげる説明に役立つでしょう。

特に、資格を持たずに開業する人にとっては、資格の勉強が、ホワイトニングについて順序立てて学ぶよい機会になります。ただし、民間資格を取っても、サロンでできることの範囲は変わらない点は覚えておきましょう。

ホワイトニングに関する民間資格・講座の種類と、選ぶ3つのポイント

ホワイトニングに関する民間資格や講座は、協会や機器メーカーなど、さまざまな団体が行っています。内容や費用は団体によって大きく異なるため、選ぶときは次の3つのポイントで比べましょう。

ポイント 確認すること
運営団体 どんな団体が運営しているか、公式サイトで情報が公開されているか
学べる内容 歯の着色の仕組み、法律の線引き、カウンセリングなど、必要な知識を学べるか
費用と期間 受講料や認定料はいくらか、働きながら取得できる期間か

なかには、特定の機器や溶剤を使うことを前提とした講座もあります。高額な講座を選ぶ前に、自分が開業・勤務するサロンで生かせる内容かどうかを確認しておきましょう。

また、歯科衛生士の資格を持つ人向けには、日本歯科審美学会が認定する「ホワイトニングコーディネーター」という資格もあります。資格を選ぶときは、必ず運営団体の公式サイトで最新の情報を確認してください。

歯科衛生士がいるサロンの強み|カウンセリングの説得力と、受診が必要な人への気づき

歯科衛生士がいる場合は、専門知識をもとにした説明や、受診が必要な人への気づきが強みになります。ただし、サロンでできることの範囲は変わりません。詳しくは関連記事「歯科衛生士はホワイトニングサロンを開業できる?できること・できないこと」で解説しています。

ただし、歯科衛生士がいても、サロンでできることの範囲は変わりません。歯科衛生士の業務は、歯科医師の指導や指示のもとで行うことが前提になっているためです。サロンでは、歯科衛生士であっても、お客様の口の中に触れる施術や、口の中の状態の判断はできません。

また、資格を表示するときは、医療機関と誤解されないよう注意が必要です。「歯科衛生士の資格を持つスタッフがカウンセリングを担当します」など、行う内容を正確に伝えましょう。詳しくは、関連記事「歯科衛生士はホワイトニングサロンを開業できる?できること・できないこと」で解説しています。

資格の有無よりも大切な、正しい知識と丁寧なカウンセリング

ホワイトニングサロンで働くうえで、資格の有無よりも大切なのは、正しい知識と丁寧なカウンセリングです。

どれほど立派な資格を持っていても、説明が雑だったり、お客様の話を聞かなかったりすれば、お客様は離れてしまいます。反対に、資格がなくても、次のような対応ができれば、お客様から信頼されるでしょう。

  • セルフホワイトニングでできることと、できないことを正直に伝えられる
  • お客様の悩みを丁寧に聞き、不安をやわらげられる
  • ケアの手順を、わかりやすく説明できる
  • 気になる症状があるお客様に、歯科医院の受診をすすめられる

どれも、資格がなくても身につけられる力です。研修やマニュアルで正しい知識を学び、日々の接客で経験を積んでいけば、お客様から頼られるスタッフになれるでしょう。

資格を持っていないことを不安に思いすぎず、お客様に寄り添う気持ちを大切にしてください。

研修とマニュアルで知識を身につけられるエクシアという選択肢

ここまで、資格なしでホワイトニングサロンを開業・勤務するときの条件や注意点を見てきました。「資格はないけれど、正しい知識を身につけてサロンを開きたい」という人もいるでしょう。

そんなときに選択肢の一つになるのが、研修やマニュアルが整った本部の支援を受けて開業する方法です。ここでは、セルフホワイトニングサロン「エクシア」で、どのように知識を身につけられるのかを紹介します。

お客様自身がケアするセルフ型で、スタッフは説明と接客が中心

エクシアのサロンは、お客様自身が機器を使ってケアを行うセルフ型のホワイトニングです。スタッフは、機器の使い方の説明や、お客様への接客が中心になります。

この記事で紹介した3つの条件を、仕組みの面から見ると次のようになります。

この記事で紹介した条件 エクシアの仕組み
お客様の口の中に触れない スタッフは説明と接客が中心
医療用の薬剤を使わない 自社で開発した溶剤を使う
ケアはお客様自身が行う お客様自身が機器を使うセルフ型

施術の技術がいらない仕組みのため、資格がない人でも運営に関わりやすいのが特徴です。

ただし、条件を守れるかどうかは、日々の運営にもかかっています。仕組みがあるからといって油断せず、この記事で紹介したルールを意識し続けることが大切です。具体的な運営のルールは、本部の説明を聞いて確認してください。

開業前の研修で、機材の使い方と基本の業務を学べる

エクシアでは、開業前に研修を受けられます。資格や経験がない人でも、開業に必要な知識を学んでから、お店をスタートできます。

研修で学べる主な内容は、次のとおりです。

研修の内容 学べること
機材の使い方 お客様に正しく説明するための、機材の扱い方
基本の業務 受付や会計など、お店を運営するための基本
営業の研修 来店したお客様への説明や、入会の案内の流れ

また、開業時には、本部のスタッフがお店を訪れてサポートする体制もあります。

資格の勉強に時間をかけなくても、開業に必要な知識を研修で身につけられるのは、未経験の人にとって心強い点です。開業前にしっかり学んでおけば、初めてのお客様にも落ち着いて対応しやすくなるでしょう。

業務マニュアルと、週1回の勉強会・月1回の面談で学び続けられる

エクシアでは、開業後も学び続けられる環境が整っています。

サポート 内容
業務マニュアル 新規のお客様の集め方から、料金の説明、接客の姿勢までをまとめている
集客マニュアル ホットペッパー、ミニモ、Instagram、Googleマップのページ作成と運用
勉強会 営業を支援する勉強会を週1回開催
面談 売上などの数字の進み具合を確認する面談を月1回実施

この記事で紹介したように、開業する人は、3つの条件をお店のルールやマニュアルにまとめておくことが大切です。業務マニュアルがあれば、接客や説明の流れを確認しながら運営できます。

開業後も、わからないことを本部に相談できる環境は、初めて独立する人にとって心強い支えになるでしょう。

資金負担を抑えた独立の形は、資料請求・説明会で確認できる

エクシアでは、自己資金が少ない人でも独立を目指せるよう、資金負担を抑えた独立の形を用意しています。「資格も経験もないけれど、ホワイトニングサロンを開きたい」という人でも、挑戦の入り口に立ちやすい仕組みです。

この記事で見てきたように、ホワイトニングサロンは資格なしでも始められます。ただし、法律の線引きを守りながら、一人で一からお店をつくるのは簡単ではありません。

本部の支援を受けて開業する形なら、研修やマニュアルで知識を身につけながら準備を進められます。研修の内容や費用、契約の形など、具体的な条件は資料請求や説明会で確認できます。まずは気軽に問い合わせてみてください。

まとめ:ホワイトニングサロンは資格なしでも始められるが、3つの条件を守ることが大切

セルフ型のホワイトニングサロンは、資格がなくても開業や勤務ができるとされています。ただし、「お客様の口の中に触れない」「医療用の薬剤を使わない」「ケアはお客様自身が行う」の3つの条件を守ることが前提です。迷ったときは、「触らない・塗らない・判断しない」を思い出しましょう。

医療ホワイトニングとの違いを正しく説明し、広告では「漂白」「必ず白くなる」などの誤解を招く表現を避けることも大切です。民間資格は必須ではありませんが、知識を身につけるきっかけになります。

研修やマニュアルで知識を身につけながら始めたい人は、エクシアの資料請求や説明会で、具体的な条件をぜひ確認してみてください。